投資のやり方を応用 競馬の法則

投資もギャンブルも自己責任であり、その点、競馬と投資に共通するものはたくさんあります。一番大きいのは大きく負けないことという点です。タネ銭がなければ、競馬でも投資でもうまくいきません。まして、大きく負けてしまえば次に勝負するときになかなかそれを回復させるというのには結構な時間がかかります。法則として、損切りや利益確定といったものをうまく競馬にも応用をしていくことができれば、競馬で大きく勝つこと、そして、長く続けていくことができるようになります。

例えば、数字を作るという言葉があります。この言葉は営業などで用いられ、ノルマを達成させるためにどうすればいいかという時に使われます。競馬でも同じであり、いかにマイナス幅を小さくし、それで勝負するかということにつながります。利益確定も同じような意味で使われており、大きく負けないために必要な考え方です。常に大きく賭ける、高配当を狙うのではなく、確実に複勝で儲ける、ワイドなど保険をかけた形で馬券を購入し、収支を均衡な状態にしていくということが必要です。

そうしたやり方はギャンブルには似つかわしくなく、大きく勝つことを目的とする人には不満が残るやり方でもあります。しかし、そうすることで致命的な惨敗は確実に防ぐことができ、生活を危ぶまれるほどの負けというものを回避することが可能です。長く続けていくことを考慮すれば、ある程度の範囲に勝ち負けを抑えていくことが必要であるため、こうした考え方は持つべきです。

オッズでわかる必勝の法則

鞭をいれる

オッズを確認していけば、競馬の必勝の法則が見えてきます。競馬の法則は、統計的な数値から比較的簡単に見極めることができるようになっています。

例えば、日本の競馬は最大でも18頭立てで行われますが、それぞれの競走馬には人気に従ったオッズが与えられます。このオッズは数値が低いほどより高い確率で勝利できることを意味しています。人気順で数値が上から表示されていきますので、どの競走馬が最も勝つ確率が高いのかを簡単に判断できるわけです。そして、こうして表示される人気というのは、上位3番人気までの競走馬が全てのレースの約7割近くで馬券に絡んでいることが統計的にわかっています。つまり、これは確率的に述べると上位三頭の複勝のどれかが三分の二以上で当たっていることを意味します。これは、ギャンブルとして競馬を考えるのならばとても高い的中率になります。

一般的なギャンブルは、統計的な数値や数学的な投資法を自身で考えなくてはいけませんが、競馬の場合は胴元が提供している公式のデータを利用することによって、誰でも的中率を数値化することが可能です。これを知っていれば、必勝の法則を考えることも容易にできます。例えば、上位人気三頭のいずれかが7割以上の確率で圏内に入るわけですから、自分が穴馬だと考えている馬と上位人気3頭の馬を組み合わせれば非常に高い確率で馬券が当たることを意味します。単純な単勝や複勝ならば深く考えず上位人気3頭だけに絞って予想をすれば良いので、これほど簡単な必勝法はありません。

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