競馬の醍醐味というと狙ったレースを予想して的中させることですが、ビギナーの方はもちろん競馬歴が長いという人でも長期的に的中させることは困難だといえます。どんなに鋭い予想をしたとしても競馬のレースはサラブレッドという生き物が走るレースなので馬の調子が良くなければ走りませんし、調教師や馬主に勝つ気がなければ1着にはこないものです。
レースを的中させるためには的確な予想はもちろんですが、どのように買うかも重要なポイントになってきます。残念ながら100%回収率をアップさせる買い方というものは存在しませんが、利益をアップさせるためには回収率を上げることが大切です。
回収率を上げるためには配当の良い3連単が手っ取り早いですが、外れる可能性が高く資金も必要になります。
競馬で勝率を上げるための馬券の法則はずばりワイドです。ワイドなら3連単ほどではないですが的中した際の配当も良いですし、資金も抑えることができます。実際に玄人はワイドで購入している人が多いですし、効率よく回収率を上げるためにはいちばん適した馬券の種類だといえます。ワイドとは3着以内に入る馬を2頭選んで的中させることが必要ですが、1着ー2着、1着ー3着、3着ー3着と、複勝と同様に1レースにつき3通りのいずれかの順位で的中になります。馬連と比較しても的中しやすい種類ですし、組み合わせ次第では配当も良くなるので回収率を上げやすい馬券だといえます。
競馬をしている人を大きくわけるとすると、趣味として楽しんでいる人、またお金が欲しいという人にわけられます。もちろん競馬も趣味だしお金も欲しいという人もいるでしょう。しかし、どうしても欲しいものが出てきたときや借金を返さなくてはいけないという時に競馬で勝負をするべきではないのです。
競馬は年間の目標を達成するために楽しむものであり、一発的中させるためにやるものではないということを覚えておくことが大切です。例えレースで的中したとしても絶対にそのお金を転がすべきではありませんし、負けたとしても最終レースで負けを取り戻そうと思ってはいけないのです。メインレースで負けてしまって最終レースに手を出し高配当を狙うという人がほとんどです。
最終レースを買って良いのは、狙っている馬がいるときだけです。最終レースといっても地球最後のレースでもありませんし、一週間も我慢すればまたレースが始まります。さらに最終レースはメインレースのあとに行われるため、騎手に関してもあまり冷静な精神状態ではありませんし、馬にしてもただ回ってくるだけのレースが多いことも法則になっています。特別レースに使っていた馬が最終レースに出走すると勝つ気満々だと判断しても良いですが、いつも平場のレースで8着前後を繰り返している馬はカイバ代を稼いでいるだけで上のクラスにはいきたいとは思っていないことが多いのです。一千万円クラスの10着よりも五百万円クラスの5着の方がお金になるからです。