穴馬の法則性を見つける

競馬で勝つためには、穴馬が上位に入線する法則性を見つけ出すことが重要です。

1番人気の勝率は約30%、複勝率は約60%ですが、1番人気から3番人気の馬が揃って4着以下に沈む確率は僅か数%です。この数字だけを見ると、上位人気馬を必ず購入する必要がありそうですが、あくまでも全レースの平均です。統計データの利用は有効ですが、平均の値であることを認識する必要があります。

競馬では、人気馬が勝ちやすいレースと、穴馬が台頭しやすいレースが存在します。このため、的中率を上げるには人気馬が勝ちやすいレースを狙い、回収率を上げるには穴馬が台頭する荒れやすいレースを狙うことになります。

荒れやすいレースの条件は、ハンデ戦や道悪、小回りコースです。

ハンデ戦は、馬の能力に応じてハンデキャッパーが斤量を決定するため、馬の能力が高くても勝てなかったり、反対に能力的に劣っていても上位に食い込むことが良く見られます。暫く負け続けているような高齢馬も、上位に来る可能性があります。

道悪では、馬場の適性が大きく影響します。芝コースの場合は、大跳びの馬ほど道悪を苦手とし、ピッチ走法の馬が得意としていますが、血統や過去の実績も重視します。レースでの馬のスピードは、序盤ほど馬場の影響を受けません。このため、多少馬場が悪くても良馬場と同じようなスピードで走ることが可能ですが、道悪ではいつも以上に体力を消耗することから、前目に付ける馬がバテやすくなり、後方待機の馬が狙い目となります。

ダートは芝と違い足抜きが良くなるため、先行馬が残りやすくなり注意が必要です。